眼精疲労
眼精疲労とは
眼精疲労とは、十分に睡眠をとるなど目を休ませても疲れが取れず、目の痛みや頭痛をおこしたり、かすんで見えたり、回復しても再びすぐに目の疲れがでてきたりするものです。
眼精疲労の原因
1. 近視、遠視、乱視、不同視などの屈折異常や、老視などの調節異常
2. ドライアイ
3. パソコン等の使用によるいわゆるVDT症候群
4. 体調不良や精神的なストレスによるもの
1については、眼鏡、コンタクトレンズの適切な処方で改善する可能性があります。
2については、ヒアルロン酸の点眼・涙点プラグなどで乾燥を防ぐのが効果的です。
3・4については生活習慣の改善が第一ですが、ビタミン剤や調節麻痺剤等の点眼も効果的です。
不同視
不同視とは、左右の視力差がかなり大きい状態のことです。両目の視力に、0.3以上の差がある場合、不同視とみなします。
不同視の場合、片方の眼は視力が良い状態のため、視力が低下していること自体に気がつきにくいです。
しかも、一度なってしまうと、目の使い分けが身についてしまうために視力を向上させにくいという状況が生まれます。 ですので、早めに見つけて対処することがとても大切です。
VDT症候群
VDT症候群とは、パソコンなどのディスプレイ(VDT:ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)を使った長時間の作業により、目や身体や心に影響のでる病気で、別名 “IT眼症(がんしょう)” とも呼ばれています。
1日の連続作業時間が長くなるほど、目に関する訴えが多くみられます。ひどくなると、近視、角膜炎、結膜炎、ドライアイなどの目の異常とともに、額の圧迫感やめまい、吐き気まで起こすこともあります。
VDT症候群の対策
- 1時間ごとに10~15分は休憩をとりましょう。
- ときどき適度に身体を動かして、緊張をほぐしましょう。
- メガネ、コンタクトレンズは度の合ったものを使いましょう。
- ドライアイ、緑内障の人は、過度なVDT作業で病気が悪化する危険性がありますので、十分注意しましょう。
- 異常を感じたら、早目に眼科を受診しましょう。